開館式を迎えた大阪ヘルスケアパビリオン。正面玄関脇にある巨大な球体が目印だ=2025年3月23日午前8時59分、大阪市此花区、岡純太郎撮影

 大阪・関西万博の開幕を前に、開催地の大阪府・市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の開館式と内覧会が23日、会場の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で開かれた。青を基調にしたユニホームに身を包んだアテンダントやブースを出展する企業の担当者らが本番さながらの展示を披露した。

 鳥の巣をイメージした外観のパビリオンは「REBORN(リボーン)」がテーマ。健康に配慮した料理が楽しめる「ミライの食と文化」や、人気ゲームとコラボしたAR(拡張現実)映像が楽しめる「モンスターハンター ブリッジ」など七つのゾーンから構成される。

 注目は25年後の自身のアバター(分身)と出会える「リボーン体験ルート」。カラダ測定ポッドと呼ばれる小部屋で髪、肌など7項目を約6分かけて測定し、そのデータをもとに生成された25年後の「ミライのじぶん」が画面に映し出される。

 1970年の大阪万博で耳目を集めた「人間洗濯機」を現代版にアレンジした「ミライ人間洗濯機」も展示される。開館式後のテープカットで西沢良記館長は「皆さんが素晴らしい、驚きだと感じ、楽しく遊びながら回覧してもらうことを願っています」と話した。

 新書「ルポ 大阪・関西万博…

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