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マウンドに集まる紋別の選手たち=2025年7月14日午後1時23分、旭川スタルヒン
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(14日、第107回全国高校野球選手権北北海道大会1回戦 旭川明成5―0紋別)

 紋別の8強進出はならなかった。北大会出場は7年ぶり2回目。2021年4月に紋別に来た加賀谷実監督にとって、旭川スタルヒンで初めての夏の公式戦だった。私学勢を中心に高校野球の激戦区で知られる神奈川県で、公立高校を強化した手腕が評価され、定年後に紋別に来た加賀谷監督。「3年生は4人だけで、コツコツ一生懸命やってきた。すごくいい時間を過ごせて感謝しかない」

 昨年は大会注目の本格派右腕がいたが、地区代表決定戦で敗れた。矢野零茉主将(3年)が「一人だけがすごくても勝てない。全体の士気を上げていこうと決めて1年間チームを作ってきた。2年生たちがついてきてくれて、本当にいいチームになった」と話す。

 スタルヒンでのこの夏の経験は、紋別野球部にとって大きな価値があるものだったとし、「来年は僕たちが勝てなかった分、一つでも多く勝ち上がってほしい。毎夏スタルヒンに来るのが当たり前のチームになるぐらい」。

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