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力投をした相洋の長山=2025年7月17日午前9時4分、等々力、佐藤英法撮影

(17日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会3回戦、有馬0―12相洋)

 相洋先発の長山俊輔(2年)は背番号11、高校の公式戦で初登板だ。「キャッチボールが上手」と見込まれ、3月に投手になったばかり。有馬打線を三回まで無安打に抑え、勝利に貢献した。

 初回は二死から四球と死球が続いた。「周りをみて、(仲間に)声をかけてもらって、(緊張が)おさまった」

 内野手出身のため、守りやすいようにテンポ良く投げた。直球を先行させ、コースを突いた。変化球はテレビやユーチューブのプロ選手の握り方を試して習得した。

 この日は継投で、左腕のエース中島拓人(3年)は登板しなかった。長山は「(中島の)疲労をためないように」と心がけた。中島からは「先頭をおさえれば、いける」と助言を受けていた。

 「(再び登板をすれば)チームの力になりたい」と意欲を示した。

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