緊張した表情で抽選を待つ各チームの主将=2025年6月27日、富山県射水市、浅野正大撮影

 第107回全国高校野球選手権富山大会(朝日新聞社、富山県高野連主催)の抽選会が6月27日にあり、参加38チームの組み合わせが決まった。

 2023、24年と2年連続で富山大会を制した富山商は初戦で富山と対戦することが決まった。今春の北信越大会で優勝した富山第一は富山東、昨秋の同大会4強の高岡第一は氷見との顔合わせになった。

 大会は7月8日に開会式があり、11日から試合が始まる。順調に進めば同26日に決勝が行われる。

富山大会の展望(前年優勝校 富山商 前年参加チーム40)

 昨秋、今春と県大会を制した富山第一が優勢だ。140キロ台の直球を持つ岩寺翔義、和泉詩大の両右腕が安定している。攻撃は勝負強い森太一が中心。

 追うのは高岡商と、春は初戦で敗れたものの、昨秋の北信越4強の高岡第一。高岡商は岡田一桜、高岡第一には前田侑大と左の好投手がいる。打線の援護があれば、優勝を狙える。

 富山北部も注目だ。夏は2年連続、直近の秋春の県大会も準優勝と、あと一歩まで来ている。持ち前の粘り強さで頂点に立ちたい。高校日本代表候補に選ばれた左腕・江藤蓮がいる未来富山、3年連続出場を狙う富山商、打線のいい不二越工、氷見も力がある。

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