スペインの万博会場で33年前、日本の夏祭りを表現した幻想的なデジタルアートが来場者を魅了した。地下に眠っていたそれらの作品が修復の末によみがえり、この夏、大阪府内で公開されている。
「光の縁日(日本の夏祭り)」をテーマにした11点のアート作品は、1992年にセビリア万博の日本政府館で展示された。
七夕の短冊のようにつり下がったホログラムやオーロラのように浮かび上がる光のゆらめき。6人の作家が光ファイバーや発光ダイオード(LED)など当時の先端技術や素材を使って表現し、「サイエンス・アート」と呼ばれた。
閉幕後は府に収蔵され、新た…