大阪・関西万博の会場「夢洲(ゆめしま)」で進む大屋根リングの建設工事=2024年4月13日午前10時27分、大阪市此花区、朝日放送テレビヘリから、筋野健太撮影

 6月17日で開幕まで300日となる大阪・関西万博。その会場のシンボル、大屋根リングを閉幕後も残せないか、関係者が検討を進めている。344億円という建設費もあって、すぐに壊すのは「もったいない」などといった声が出ているからだ。ところが、リングはもともと来年4月から184日間の会期中しか使わない想定の「仮設建築物」。残すとなると簡単にはいかない事情もある。

 「全部残そうとすれば、つくるのと同じぐらいお金がいる。さすがにそれはしないだろうと思っているが……」

 5月中旬、万博を主催する日…

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