インドの高校生からのプレゼントを3Dプリンターで出力し、Zoomで話す高校生=2025年6月24日、神奈川県鎌倉市山ノ内、村上潤治撮影

 インドの高校生とオンラインで交流する課外授業を北鎌倉女子学園(神奈川県鎌倉市山ノ内)が開いた。両校にある3Dプリンターを使って高校生同士がプレゼントを交換し、「cool」(かっこいい)「cute」(可愛い)と英語で感想を伝えあった。

 4月にインド南部のセーラムの高校生とオンラインでつなぎ、自己紹介し合い、3Dプリンターを介したプレゼントを相談。互いに3Dモデルのファイルを送受信し、両校にある3Dプリンターで出力して、樹脂製のプレゼントを作った。

 今月24日の課外授業には、同学園から1~3年の17人が参加。2年の楠田妃那さん(16)は大好きなコーギー犬をインド側に送り、男子高校生からポケモンを贈られた。「犬が可愛すぎてショックと言われ、楽しかった。ほかの国の人とも話してみたい」

 オンラインでの国際交流を提供する京都府の一般社団法人GSCが企画。佐土原麻依副代表は「興味を形にして世界と繋がることで社会を変える人材になってほしい」。田辺則彦・同学園理事長補佐は「贈り物の交換を入り口に英語で考え、伝える力、対応力をつけてほしい」と話した。

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