いまから4千~5千年ほど前の縄文時代中期に作られた土器を持ってみませんか。埼玉県本庄市教育委員会が、市内の遺跡で見つかった「最新出土品展」を市児玉総合支所で開いている。勾玉(まがたま)などを除き、貴重な縄文土器に触れる体験ができる。市教委は「古代からここ本庄で人々の営みが続いていることを実感してもらえれば」と話している。
文化財保護法の「埋蔵文化財包蔵地」が500カ所以上ある同市は、全国でも有数の遺跡の宝庫。毎年のように発掘調査を行い、その結果を年2回、市民に提供するのが恒例となっている。
今年は2022年11月~23年12月に調査を実施した五つの遺跡から出土した土器など69点を前期・後期に分けて展示。前期は本庄早稲田の杜(もり)ミュージアムで1~3月に開催した。後期の今回は同支所の文化財整理室で5月31日までの予定。
会場となる文化財整理室の隣…