4月12日は「つまものの日」。料理に彩りを添える大葉や食用花などの「つまもの」の生産量日本一を誇る愛知県産をPRしようと、豊橋市の農業組合が申請した記念日が「豊橋『つまもの』の日」として認定された。
記念日は「よ(4)い(1)つ(2)まもの」の語呂合わせ。つまものの生産は、豊橋市や豊川市などの東三河が盛んで、県産の全国シェアは、半分を超えている。2023年産の販売額は159億円に達した。
生産が増え始める春先にかけ、豊橋市の豊橋温室園芸農業協同組合が、つまものをPRするため、「日本記念日協会」に申請したところ、昨年末に認定されたという。
つまものは、これまで外食業界が主な販売先だったが、近年はSNSなどで、料理を美しく映えさせたいという需要が広がり、花を中心に一般家庭向けの販売も増えているという。
組合のメンバーらは11日、記念日を前に大村秀章知事のもとを訪ねた。大村知事は「皆さんの力を結集し、愛知県のつまもの生産をもりあげて頂きたい」。同組合の富永諭司組合長は「全国的につまものがどういう意味か、まだまだ認識されていないので、さらにPRしていきたい」と話す。(野口駿)