愛知県岡崎市を拠点に、各地の神社などで演奏活動をする5人組の奉納和太鼓集団「八咫烏（やたがらす）」が19日、和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社で演奏した。迫力あるオリジナルの3曲を参拝者らの前で披露した。
八咫烏は2021年6月に結成。グループ名は、代表の梁川和基さん（51）が歴史好きなことを知っていた、元メンバーが提案。八咫烏は、熊野地方で神様のつかいとして親しまれていることから、梁川さんは「グループ名に冠したからには毎年来ようと思った」と話す。結成翌年から奉納演奏を続けている。
この日は、最年少メンバーで中学1年の上島彩瑛さん（12）もキツネの面をつけて和太鼓のほか、小型のシンバルのような打楽器チャッパを演奏。上島さんは「ちょっと緊張したけどうまくできたと思います」と話した。（菊地洋行）
