米航空大手ボーイングが23日発表した2025年1~3月期決算は、純損失3100万ドル(約44億円)と11四半期連続の最終赤字となった。小型機の事故やストライキなどの影響で巨額赤字が続く最悪期からは脱しつつあったが、今度はトランプ米政権の中国などへの高関税政策が先行きに影を落とす。
民間機の納入数は130機で、前年同期比57%増えた。売上高も18%増の194億9600万ドルで、5四半期ぶりの増収。ケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は23日の決算説明会で、「我々は関税の状況に直面しつつも、経営の安定化に向け順調に進んでいる」と述べた。
日本などのサプライヤーから…