GLP―1受容体作動薬のペン型の注入器=米ニュージャージー州、真海喬生撮影

 世界経済フォーラム(WEF)は「2025年の新興テクノロジー・トップ10」に、AI(人工知能)に生成されたコンテンツを識別するための電子透かしの技術などを選んだ。3~5年以内に実社会に影響を与え、世界的な課題に対応する技術だと期待している。24日、報告書を発表した。

 科学者、研究者、未来学者らの専門知識をもとに、250以上の候補から、新規性、社会へのインパクト、研究の広がりを評価。5年以内に拡大し、広く社会的な利益をもたらすと予想される10のイノベーションを特定した。

 電子透かしは、AIが生成した文章や音声、画像・映像に埋め込まれる技術。本物であることの証明や原本の追跡ができ、誤情報の拡散防止や著作権の保護、デジタルコンテンツの信頼保護につながるという。

記事の後半に、新興テクノロジー・トップ10のリストがあります

 糖尿病や肥満症の治療に使わ…

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