現場となった住宅には規制線が張られていた=2024年9月1日午後5時3分、香川県三木町井戸、土居恭子撮影

 1日午前10時5分ごろ、香川県三木町井戸の住宅から「父が倒れている」と110番通報があった。3階建て住宅の2階で男児(5)が、3階で男児の曽祖父(83)がそれぞれ倒れており、2人は搬送先の病院で死亡が確認された。県警高松東署は事件と事故の両面で捜査している。

 署によると、2人に刃物による切り傷や刺し傷はなかった。男児の祖母が帰宅後に発見し、通報したという。

 住宅にはほかに曽祖父の妻、男児の親の4世代5人が暮らしていた。当時、住宅内には曽祖父の妻がいたという。

 高松市消防局などによると、曽祖父の妻が顔から出血しており、病院に搬送された。搬送時には意識はあったという。

 現場は高松市の中心部から南東約15キロで、田畑が広がっている。近くに住む70代の女性は「数年前にはおじいさん(曽祖父)がひ孫さんと一緒に散歩しているのを見た。なんでこんなことになったのか」と驚いていた。

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