物価

 総務省が20日発表した5月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が111・4と、前年同月比3・7%上昇した。プラスは45カ月連続。食料品の値上がりが物価を押し上げ、高騰が続く米類は前年同月との比較で2倍超の101・7%上昇と、8カ月連続で過去最大の伸び率となった。

 生鮮食品を除く食料は7・7%上昇と10カ月連続のプラス。米類は単一銘柄米のみが調査対象で、ブレンド米の価格は反映されない。このため、政府による備蓄米放出の効果は表れず、伸び幅の拡大が続いた。米に関連した品目では、おにぎりが19・2%、すし(外食)が6・3%、いずれも上昇した。チョコレートが27・1%、コーヒー豆も28・2%と大きく伸びた。

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