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中華圏の観光客を意識して、龍舞や赤と金の衣装で大奥の行事を再現した太秦映画村の春節祭=2025年1月25日午後、京都市右京区、新井義顕撮影

 今年50周年を迎える東映太秦映画村(京都市右京区)で25日、春節(旧正月)で日本を訪れる中華圏の観光客をターゲットとした初のイベント「赤と金の春節祭」が始まった。赤い提灯(ちょうちん)が江戸の街並みを彩り、芝居小屋「中村座」では江戸城大奥の女中たちが踊りや三味線を披露するライブ「大奥の初春」があった。

 企画を考えたのは、昨年11月に入社したばかりの松原正恵さん(27)。「女性は脇役になりがちな時代劇で、女性の俳優さんが活躍できる舞台を作りたかったんです」

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江戸の街並みに、赤い提灯(ちょうちん)やのれんが飾られた太秦映画村=2025年1月25日午前、京都市右京区、新井義顕撮影

 「テーマパーク」のはしりとも言える映画村だが、年間55万人の来場者のうち外国人客は1割に過ぎない。昨春から始まった全面改装が終わる2028年度にはインバウンド(訪日外国人客)の割合を25%まで伸ばしたいと意気込む。

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中華圏の観光客を意識した、龍舞(りゅうまい)も舞台で披露された=2025年1月25日午後、京都市右京区、新井義顕撮影

 3月2日まで。「大奥の初春」は26日、2月1、2、8、9日の午前10時半、午後0時半、午後2時半の1日3回。大人2400円、中高生1400円、子ども(3歳以上)1200円。

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中華圏の観光客を意識して、龍舞も舞台で披露された=2025年1月25日午後、京都市右京区、新井義顕撮影
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中華圏の観光客を意識して、龍舞や赤と金の衣装で大奥の行事を再現した太秦映画村の春節祭=2025年1月25日午後、京都市右京区、新井義顕撮影
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中華圏の観光客を意識して、赤や金の衣装で大奥の行事を再現した太秦映画村の春節祭=2025年1月25日午前、京都市右京区、新井義顕撮影

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