大阪府警本部=大阪市中央区

 大阪府警は6日、傷害の疑いで逮捕した男性容疑者(57)が、福島署の留置施設内で意識不明となり、搬送先の病院で5日夜に死亡したと発表した。府警は留置時の対応に問題はなかったとしているが、今後死因を調べる。

 府警留置管理課によると、福島署は5日、男性を傷害容疑で逮捕。同署内の留置施設内に収容する際、警官につかみかかるなどして暴れたため拘束具を使用した。その直後、男性の呼吸が荒くなったため、病院へ搬送したという。

 医師の診断で異常は認められず、同署内の留置施設に戻そうとした際、再び暴れたために拘束具を使用。その6分後、男性は意識不明となり、同日午後8時45分ごろ、再度搬送された病院で死亡が確認されたという。

 同課は、拘束具の使用は「逃走の恐れがあったため」と説明。一連の対応について「適切だった」としているが、司法解剖をして死因を調べる方針だ。(渡辺萌々香)

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