厚生労働省=東京都千代田区

 厚生労働省が1日に発表した今年6月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月に比べて0.02ポイント低下し、1.22倍となった。有効求人倍率が前の月を下回るのは2カ月連続。

 6月の有効求職者数は前月比0.4%増の約200万人。有効求人数は1.2%減の約229万人だった。

 物価高や人手不足を背景に、よりよい条件の仕事を求めて転職活動を始める、といった理由などで求職者は増加。一方、製造業で米国の関税措置の影響がみえず、求人を様子見する動きなどもあり、有効求人倍率は低下したとみられている。

 有効求人倍率は、全国のハローワークに登録している求職者1人あたり何件の求人があるかを示している。

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