自民党島根県連幹事長の園山繁県議(67)が21日夕、衆院選島根1区の党公認候補の支援者を集めた松江市での集会で、島根県内の小選挙区候補者6人のうち5人が女性であることについて、「少し残念に思う」と発言した。
集会では石破茂首相の妻佳子さんの講演があり、用意した約120席が埋まり立ち見も出た。園山幹事長は、佳子さんの講演終了後、集会の最後に演台に立った。
あいさつの中で、1区の党公認候補を紹介した直後、トーンを変えて「少し残念に思いますのは、今回島根県で立候補したのが、6人のうち5人が女性」と発言した。続けて「私の家庭ばかりではなく、どうも社会が女性を希求してきた証しではないかと思っております」とも述べた。
1区の党公認候補も女性だが、集会には出席していなかった。
朝日新聞は発言の意図を確認するため22日、園山幹事長の携帯電話に電話したがつながらなかった。出席予定の会合場所も訪れたが、本人は欠席していた。
島根県の小選挙区には、1区に女性3人、2区に女性2人、男性1人が立候補している。(垣花昌弘)