厳しい暑さの中、日傘を差して歩く人たち=2025年8月30日午後0時34分、東京都台東区浅草2丁目、浅田朋範撮影

 総務省消防庁は2日、8月末の熱中症の救急搬送者数を発表した。6~8月の搬送者を朝日新聞が集計したところ、全国で8万7393人(6、7月は確定値、8月は速報値)。比較できる2010年以降で、18年(8万9899人)に次ぐ2番目の多さとなった。

 全国的に梅雨明けが早かったこともあり、6月の搬送者数は1万7229人と過去最多。7月は3万9375人、8月は3万789人だった。3カ月分の内訳をみると、年齢別では65歳以上の高齢者が約6割を占めた。発生場所は住居が約4割で最多だった。

6~8月の熱中症による救急搬送者数の推移

 9月に入っても暑さが続くとみられるため、消防庁の担当者は「こまめな水分補給や適切な塩分補給など熱中症対策を続けてほしい」と話した。

 気象庁が「史上最も暑かった…

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