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日本高校野球連盟の「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」の様子

 高校野球の7イニング制導入の可能性について検討している日本高校野球連盟は10日、新たに設置した「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」(議長=北村雅敏・日本高野連副会長)の第1回を大阪市内で開いた。

 同連盟の宝馨会長やU18(18歳以下)日本代表の小倉全由監督ら15人のメンバーが出席。部員の健康対策や教員の働き方改革、気候変動に対応する必要性などを確認した。井本亘事務局長は「障害予防や熱中症対策を含め、健康に高校野球をやってもらいたいというのが大きな目的。責任をもってやっていきたい」と話した。指名打者制やリプレー検証についても検討項目に入れるという。

 日本高野連は昨年6月から4度にわたり、ワーキンググループを開き、7イニング制を導入した場合のメリットとデメリットなどについて検討を重ねてきた。

 会議では7イニング制を実施するか、しないかまで議論を進める。今後も複数回開き、12月の理事会までに対応策をまとめる。

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