JR四国が24日に発表した8月の運輸取り扱い収入のうち、定期収入を除く普通収入は23億8千万円で、コロナ禍の影響があった2022年2月以来、30カ月ぶりに前年同月を下回ったことがわかった。同社は台風10号や地震などにより、多くの列車が運休したためとみている。

 普通収入は前年同月を7.5%下回った。このうち、四国内が8億800万円で前年同月比1.7%減だったのに対し、35カ月ぶりの減少となった本州方面は15億7200万円で同10.2%減と落ち込みが大きい。定期収入は同1.5%減の2億5500万円。

 全体の収入は、前年同月比6.9%減の26億3500万円で、コロナ禍以前の19年8月の79.0%にとどまった。

 JR四国によると、月末の台風10号による減収が約2億5千万円に上ったほか、8日に発生した日向灘を震源とする地震などの影響も重なったためという。(福家司)

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