大阪で10日開かれたサッカーの2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組で、インドネシアが日本と対戦した。インドネシアはプレーオフ(4次予選)進出をすでに決めており、オランダ植民地時代の1938年大会以来88年ぶりのW杯本大会出場に期待が高まっているが、日本戦は0―6の完敗。首都ジャカルタのパブリックビューイング(PV)会場には、集まったファンの悲鳴が響いた。
インドネシアにとってこの日本戦はW杯進出条件に関係しないが、今後を占う重要な一戦だった。約90年ぶりのW杯進出を願い、ジャカルタ中心部にあるインドネシアサッカーの「聖地」ブンカルノ競技場のPV会場には多くの人が集まった。
試合前、全身をインドネシア国旗風にペイントした男性(68)は「2―0でインドネシアが勝つ」と「予告」。家族と訪れた女性(63)は「今回のチームには国民の期待が大きい」と話し、友人と訪れた男性(18)は「冷静に試合をコントロールしないと」と試合が始まるのを待った。
試合開始と同時に大きな歓声…