急流で巧みに筏を操る筏師たち=2025年8月26日、和歌山県北山村の北山川、菊地洋行撮影

 激流下りのスリルと峡谷の絶景を同時に楽しめる和歌山県北山村の「北山川観光筏(いかだ)下り」。国内外から多くの人が訪れ、8月15日には累計乗船客数が25万人を突破した。8月下旬、アウトドア好きの記者も体験してみた。

 インターネットで空席があった8月26日の午前便を予約した。

 岐阜県の長良川や熊本県の球磨川などで、ゴムボートに数人で乗り込んでパドルをこぎ、激流を下るラフティングを体験したことはあるが、筏下りは初めて。当日はサンダルにぬれてもよい服装で臨んだ。「熱中症予防に必ず持参して」というペットボトル入りの飲料と、今回の取材用に購入した防水仕様のコンパクトデジタルカメラを持ち込んで筏に乗った。

 観光筏下りは、約5・5キロ…

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