田名部-弘前中央 九回、逆転サヨナラとなる適時二塁打を放つ弘前中央の大沢=2025年7月12日午後3時20分、八戸長根、姫野直行撮影

 (12日、高校野球青森大会1回戦、弘前中央6―5田名部)

 2点リードで迎えた九回表、弘前中央のエース大沢佳投手(3年)は田名部打線につかまった。疲れで球威が落ちていた。「きわどい所に投げてもついてこられた」。3本の適時打を浴び、逆転を許した。

 1点を追う九回裏、「1点ならいける」と仲間を信じて待った。

 2死二、三塁。打席が回り、仲間から「最後だから楽しんで」と送り出された。フルカウントまで追い込まれた6球目、全力でバットを振り切った。右翼線に上がった打球は逆転サヨナラの適時二塁打に。

 初めてだというサヨナラ安打に「めちゃめちゃうれしい」と笑顔を見せた。

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