【動画】大雪の影響で東海道新幹線などに遅れが出ている=読者提供
近畿地方は冬型の気圧配置が続き、9日午前にかけて大雪となる見込みだ。関西圏と中京圏をつなぐ高速道路などが広域で通行止めとなる可能性が高い。近畿地方整備局は、大雪が予想される地域への外出自粛を呼びかけた。
大阪管区気象台によると、兵庫県では8日未明から夕方にかけて警報級の大雪になる。福井県や京都府、滋賀県では8日にかけて警報級の大雪となる可能性がある。普段雪の少ない近畿中部の平地や南部の山地でも注意報級の大雪となるという。
新潟地方気象台によると、北陸地方では8日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、平地でも大雪になるところがあるという。金沢市の7日午前5時現在の積雪は21センチに達した。
名神高速や新名神高速では、過去に雪の影響による大規模な滞留が発生した。近畿地方整備局などは7日、予防的な通行止めを広域で行うと発表。担当者は「関西圏と中京圏を結ぶ全ての高速道路が通行止めとなる見通し」と話した。
7日夜から、東名高速と名神高速の小牧JCT―京都東IC、新名神高速と伊勢湾岸道のみえ川越IC―草津JCT、東名阪道の桑名東IC―伊勢関IC、名阪国道の亀山IC―天理東ICなどを通行止めとする予定という。