Smiley face
写真・図版
ランタンに分灯した「1・17希望の灯り」で、かじかむ手を温める生徒たち=2025年1月11日午後2時38分、神戸市中央区の東遊園地、田辺拓也撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、神戸市中央区の東遊園地に2000年からともされている「1.17希望の灯(あか)り」の分灯が11日、始まった。17日で発災から30年。参加者はろうそくで火をランタンに移した。分けられた火は各地の追悼関連行事で使われる。

 灯りを管理するNPO法人「阪神淡路大震災1.17希望の灯り」によると、中学校など約60団体から申し込みがあった。

 同法人の藤本真一代表は「『希望の灯り』を持ち帰り、地震が起きた時にできることを家族や友達と話してほしい」と、この日集まった約150人に語りかけた。

 神戸市立渚中学校の2年生、田中夏希さん(13)は、17日に防災学習の一環として全校生徒に灯りを見せるという。「震災は経験していないが、経験した人に寄り添い伝えていきたい」と話した。

共有