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パリ五輪に出場する小堀倭加選手(中央)を囲む石川・岩手の若手スイマーら=2024年4月14日、相模原市、三浦英之撮影
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 水泳の力を、能登に届けよう――。能登半島地震で被災し練習できない若手スイマーを招いた大会が、相模原市であった。東日本大震災で被災した岩手県の高校水泳部員らも招待され、両被災地のスイマーが悩みを分かち合いながら、競技や合同合宿を通じて互いの復興を誓い合った。

 「地震が起きて、私の家には(倒壊の危険などを意味する)『赤紙』が貼られました。家にはもう入れないと言われ、悲しかったし、なぜか悔しい気持ちになりました」

 14日にあった「チャリティースイム・イン・さがみはら」。石川県七尾市の中学1年、竹田まりもさん(12)が開会式で被災の状況を語ると、会場は静まり返った。

 竹田さんが通う七尾市の名門…

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