岸田文雄首相は18日の衆院本会議で、日米首脳会談で確認した両国の部隊運用に関わる「指揮統制」の連携強化をめぐり、「米軍の事実上の指揮統制の下に自衛隊が置かれることはない」と述べた。米国が圧倒的な装備や情報力を持つ中、日本の指揮権の独立性を担保できるかを野党側がただしたのに対し、答えた。
首相は「日米間で様々な能力の発揮のため、緊密な連携を図ることは当然だ」とした上で、「自衛隊のすべての活動は主権国家たる我が国の主体的判断のもと、憲法、国内法令に従って行われる。自衛隊と米軍がそれぞれ独立した指揮系統に従って行動する。これらに何ら変更はない」と述べた。
日米首脳の共同声明に盛り込…