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アフガニスタンの首都カブールの空港で、中国人街を紹介する看板が掲げられていた=2023年6月17日、石原孝撮影

 アフガニスタンを統治するイスラム主義勢力タリバンの暫定政権は22日、北部タハール州で中国人1人が何者かに射殺されたと発表した。タリバン支配に反発する複数の武装勢力が犯行声明を出している。

 警察当局によると、殺された中国人は21日夜に車で移動中に襲撃されたという。同行の通訳は無事だった。

 過激派組織「イスラム国」(IS)の現地勢力は22日、「中国人が乗った車を狙った」とする犯行声明を発表。ISの勢力は2022年にも、多くの中国人客が利用していた首都カブールのホテルを襲撃したと主張している。

 一方、地元メディアによると、別の武装勢力も犯行声明を出した。「中国人がタリバンの情報機関に訓練を実施していた」ためだと主張しているという。

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