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 【ニューヨーク共同】米国野球殿堂博物館の学芸コンサルタントで野球史を研究するロバート・フィッツさんが22日までに取材に応じ、アジア選手で初めて米殿堂入りしたイチローさん(51)=本名鈴木一朗=について「誰よりもプロフェッショナルな野球選手。次世代の日本選手たちに進むべき道を示してくれた」とその功績を評価した。

 大リーグのマリナーズなどで通算3089安打をマークした打撃技術だけでなく、走攻守に数々の偉業を達成した活躍を強調。「強肩と素晴らしい外野の守備力、ヒットを打つ能力、内野安打にする能力、そして道具を大切にするプロ意識の重要性。彼が新たな野球のレベルへ導いてくれたことを米国のファンも理解している」と説明した。

 パワー隆盛の時代に、メジャーリーガーとしては小柄ながら道を切り開いた実績も重要だと指摘。「オールラウンド選手として、どんな体格でも運動能力を伸ばして成功できることを示した。それは彼が残したレガシー(遺産)だと思う」と述べた。

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