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フジテレビの社員説明会について報じる同局の報道番組「イット!」の画面

 タレントの中居正広さんが起こした女性とのトラブルにフジテレビ幹部社員の関与があったと報じられた問題などを受け、同社では23日午後5時半過ぎから社員説明会が開かれ、午後10時過ぎに終わった。説明会は4時間半に及んだ。

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 港浩一社長は17日に開いた記者会見について「終わって失敗だと思った」と発言したという。同社の報道番組「Live News イット!」が報じた。

 番組によると、説明会には同社の嘉納修治会長と港浩一社長が出席。事前にのべ145人の社員から計245件の質問が寄せられており、港社長が回答しているという。

 説明会の冒頭で嘉納会長は「まず皆さんに謝らせてください」「港社長と2人の判断など色々なところに至らなかったところがある」と発言。視聴者や取引先、クライアント、出演者、取材先などの関係で社員の業務に支障が出ていることに対して謝罪したという。

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 港社長は社員に向け、「ご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」などと陳謝。17日の記者会見について、出席者を記者クラブ加盟社に限定したことなどについては、「会見まで時間が無い中で、慣れている形での定例記者会見という形を選んでしまった」と述べ、出席した社員たちからは「はぁ……」という声や、深いため息が漏れたという。

 ハラスメント防止に向け、「改革委員会とされるものを立ち上げたい」と述べたとも報じられている。27日に「オープンな形式」で開くという会見について、港社長は「失敗はできない」などと語ったという。

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