Smiley face
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米野球殿堂で、自らの肖像額が飾られる場所にサインをして記念撮影に応じるイチロー氏=2025年1月23日午後1時4分、米ニューヨーク州クーパーズタウン、井手さゆり撮影
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 マリナーズなど大リーグで19年プレーし、アジア出身の選手として初めて米野球殿堂入りしたイチロー氏(51=本名:鈴木一朗)が23日、米ニューヨーク州クーパーズタウンにある野球殿堂博物館での記者会見に出席した。往年の名選手の用具に触れ、歴史を学ぶため、現役時代にも何度も訪れた思い出の場所。妻の弓子さんも見守るなか、イチロー氏は笑顔で、米殿堂の帽子や「Hall of Fame」の文字が入ったユニホームの袖に腕を通した。

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 この日はイチロー氏のほか、同時に殿堂入りが決まった、ヤンキースなどでプレーしたCCサバシア氏、アストロズなどで活躍したビリー・ワグナー氏と共同会見が行われた。出席した日米らの報道陣約80人に対し、イチロー氏は笑わせる回答を連発した。

 殿堂入りは、全米野球記者協会(BBWAA)の記者の投票で決まり、イチロー氏は394人中393人の賛同を得た。冒頭のあいさつでイチロー氏は、自らに投票してくれた記者に感謝したうえで、「どうやら一人、投票してくれなかった方がいるようです。ぜひ自宅に招待をして一緒にお酒を飲みたいので、名乗り出てシアトルまでお越しください」と発言し、通訳が入ると会場内は大きな笑いに包まれた。

 アジア出身の選手で初めて選…

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