韓国の憲法裁判所で23日、「非常戒厳」を出した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾(だんがい)審判の4回目の弁論が開かれ、金竜顕(キムヨンヒョン)前国防相が証人として出廷した。金前国防相は、軍の力で国会を封鎖する意図はなかったなどとし、尹氏側の主張に歩調を合わせた。その一方で、認識の食い違いも見せた。
金前国防相は内乱の「重要任務従事者」としてすでに起訴されている。
金前国防相は「巨大野党」が官僚らへの弾劾を乱発するなどし、国政がまひしていることを尹氏が憂慮しており、自身が非常戒厳を尹氏に建議したと証言。非常戒厳は「不正選挙」があったかどうかを確認するためでもあったと主張した。
野党議員らで構成する国会の…