石破茂政権で初の通常国会が24日、開会した。首相は同日午後、衆参両院で施政方針演説を行った。人口減少下でも持続可能な社会経済システムへの転換が求められるとの認識のもと、「令和の日本列島改造」として地方創生の取り組みを進める考えを強調した。
首相は演説で、今後20年で約1500万人の生産年齢人口の減少が見込まれると指摘し、「新しい日本を創る上で、持続可能で自立することを重視しなければならない」と強調。価値観の転換が必要だとして故・堺屋太一氏の著書をもとに、明治維新後の「強い日本」、戦後の「豊かな日本」に対し、今後は「楽しい日本」を目指すべきだとの考えを示した。
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