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請願の不採択を受けて報道陣の取材に応じる湯浅六花さん=2025年1月29日午前10時51分、京都府宇治市議会、北川学撮影
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 京都府宇治市の市立中学校3年生、湯浅六花(ろっか)さん(15)が提出した市立中学校の校則のあり方についての請願が1月29日の市議会本会議で採決された。採決に加わった市議26人のうち賛成は7人で、不採択となった。湯浅さんはその様子を傍聴席から見守った。

 湯浅さんは中学1年のころは府外のインターナショナルスクールに通った。2年から市立中学校に移ったが、染髪の禁止といった校則が、明確な理由がないまま存在することに疑問を感じた。

 インターナショナルスクールでは生徒たちが議論して校則やルールを決めた。そんな雰囲気が宇治市内の中学校にも広がればと考え、行動を起こした。

 昨年12月に市議会に請願を提出し、市立中学校で校則を作るにあたり、①さまざまな立場の生徒も交えてルール作りができる土壌をつくる②生徒が自主的に行動できる雰囲気を市全体でつくる③作成に至った経緯も含めてホームページに掲載する――ことを市や市教育委員会に求めた。

 市議会の文教・福祉常任委員会は1月21日に請願を審査し、「不採択すべきもの」としている。

「教育や学校運営の中立性が保てなくなる」

 この日の本会議では採決に先立って討論が行われた。堀明人市議(自民)は反対の立場からこう述べた。

 「議会の権能を行使して意見…

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