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HLアニャン戦でパスの出しどころを探す久慈修平=2024年11月23日午後3時15分、コーセー新横浜スケートセンター、八鍬耕造撮影
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 「一日があっという間に過ぎる」

 大きな挫折を経てつながった現役生活。ふと漏れた本音には、安心感もにじむ。

 アイスホッケー選手、久慈修平(37)は競技が盛んな北海道苫小牧市で生まれ育ち、エリート街道を歩んできた。

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 駒大苫小牧で高校総体を3連覇。早稲田大を経て、苫小牧を本拠とする王子イーグルス(現レッドイーグルス北海道)に進み、新人でアジアリーグ得点王になった。

 日本代表としては、ソチ、平昌と2度の五輪予選を経験。五輪出場の夢はかなわなかったが、その道が断たれた試合でチーム唯一の得点をもたらした。

 順調だったアイスホッケー人生が暗転したのは2024年春のこと。

 「来シーズンの構想にないので、契約はもう結ばない」

 呼び出しの連絡を受けたとき…

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