パンと張った太ももに、オフの充実ぶりが見て取れた。春季キャンプの初日、横浜DeNAベイスターズの小園健太投手は、ひとまわり大きくなった体で現れた。
全体のウォーミングアップを終えると、早々にブルペンへ入る。汗をほとばしらせながら力強い直球を投げ込んだ。
真新しいユニホームはすでに「パツパツ」の状態。下半身ははち切れんばかりで、「みんなにデカなったと言われる」。体重は100キロの大台に乗ってはいないというが、「筋肉として増えた」と狙い通りの増量に成功したようだ。
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市和歌山高時代は松川虎生(ロッテ)とのバッテリーで活躍し、甲子園の主役の一人となった。2021年秋のドラフトでは阪神との1位指名競合の末にDeNA入りした。
だが、エース候補としての期…