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花をいける「英明烈花」の田村優佳さん=2025年2月2日午後3時13分、高松市玉藻町、内海日和撮影
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 5分間で花をいけ、そのできばえと所作の美しさを競う「第8回全国高校生花いけバトル全国大会」が2日、高松市のレクザムホールであった。関東大会を勝ち抜いた小石川中等教育学校(東京都)のチーム「めがね」が優勝。四国から出場したのは2校で、英明高校(香川県)の「英明烈花」が4位、愛媛大学付属高校の「マーブル」は決勝ラウンドの初戦で敗退した。

 若い世代に県産花卉(かき)に親しんでもらうことを目的に、香川県で始まった「花いけバトル」。高校生は大会の「聖地」とも言える香川県で、大会側が用意した花器に、県産のマーガレットやカーネーション、オリーブなどを即興でいけた。

 全国大会には、過去最多の120校282チームが参加した地区予選を勝ち抜いた12チームが出場。2人1組で、個人戦とチーム戦を戦い、合計点が高かった6チームが決勝に進んだ。

 予選を2位で通過した「めがね」は、決勝ラウンドを順調に勝ち抜き、決勝では予選1位のチームを下して、初優勝した。金子禮奈(れいな)さん(2年)は「仲が良いコンビだったことが勝因。優勝できてうれしい」と話した。

 「英明烈花」の田村優佳さん(3年)は、「高校最後の大会だったが、今までで一番楽しかった」とすがすがしい表情。「マーブル」の竹林咲楽(さくらん)さん(2年)は「ぎりぎり決勝ラウンドに進めて、やるしかないという気持ちになった。そこから楽しめた」と笑顔だった。

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