全国の中でもガソリン価格の高止まりが続いている長野県内において、一部のガソリンスタンド(GS)間で価格の上げ下げが事前に調整されているとの疑いが浮上し、阿部守一知事は5日、県として業界団体に対し事実関係の確認と報告を求めることを明らかにした。
信濃毎日新聞が5日付朝刊で、長野市内のGS間で店頭表示価格の事前調整が行われていた疑いがあると報じた。
長野ではガソリン価格の全国最高値がたびたび記録されてきた。県内の石油製品販売業者で組織する県石油商業組合は、その要因として輸送コストの高さや零細経営業者の多さなどを挙げている。
県はこれまで、同組合などと価格抑制策について話し合いを重ねてきており、今年度中に引き下げに向けた施策を話し合う検討会を立ち上げる予定。5日発表の新年度予算案にもGS事業者向けの支援費用として2千万円を盛り込んだ。
「そのような行為、確認できない」
そんな最中に、今回の疑惑が…