日本付近に居座っている「この冬一番の寒気」は8日にかけて、再びピークを迎えそうだ。気象庁によると、普段は雪が少ない東海や四国、九州の太平洋側でも降雪となる地域があり、10日には冬型の気圧配置は解消する見通し。
6日午後5時までの24時間降雪量は、福島県金山町で65センチ、岐阜県白川村で55センチ、北海道赤井川村で54センチなど。鹿児島市でも2センチを観測した。
強弱を繰り返している「数年に1度の強い寒波」は7日夜から8日にかけて強まり、日本の広い範囲にまとまった雪を降らせる可能性がある。過去に大雪をもたらした、日本海上の「日本海寒帯気団収束帯」(JPCZ)が流れこみ、日本海側ではさらに積雪が増えるおそれがある。
7日午後6時までの24時間では多いところで、東北・北陸で80センチ▽北海道・中国で60センチ▽東海で50センチなどの降雪が予想されている。
8日午後6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで、東北・北陸・東海・近畿・中国でそれぞれ70センチの降雪が予想されている。
■近畿地方は福井や兵庫、京都…