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新しい投球フォームを試す阪神の伊藤将司=2025年2月7日、沖縄県宜野座村、大坂尚子撮影

 昨季4勝に終わった阪神の5年目左腕・伊藤将司が復活へ、新たな投球フォームを試している。

 制球力の高さが武器。新人から先発ローテーションを任され、10、9、10勝と安定した成績を残した28歳。だが、昨季はフォームが定まらず2軍落ちや中継ぎへの配置転換も味わった。「悔しい思いをした」

  • 阪神・伊藤将司を支える横浜高時代の思い出 入れなかった歓喜の輪

 右腕を高く上げる独特のフォームが、昨季は「(右腕が)上がりすぎていた」。しっかり腕を振って力を伝えられるよう、オフの期間に修正。さらに上体が前に突っ込みすぎないよう、右股関節にしっかり体重を乗せることを意識するようになった。

 7日のブルペンでは、横浜高の先輩・松坂大輔さん(元西武など)が見守る中、フォームをチェックしながら直球を中心に投げ込んだ。日米通算170勝を挙げた松坂さんから「いいね」と太鼓判を押され、「自分の中で自信になった。2桁勝利をして、最多勝(のタイトル)を取れるようにやっていきたい」。=宜野座

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