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パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラで2025年2月8日、解放される前に、イスラム組織ハマスの戦闘員に付き添われるイスラエル人の人質の男性=AP
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 パレスチナ自治区ガザでの戦闘の停戦合意をめぐり、イスラム組織ハマスが解放した人質3人の著しく衰弱した姿がイスラエル社会に衝撃を与えている。15日に6度目の人質とパレスチナ人の拘束者の交換が行われる予定だが、米国のトランプ大統領による「介入」もあり、停戦合意の履行に不透明さが増している。

 8日に解放されたイスラエルの民間人男性3人は、頰がこけ、衣服に骨が浮き出るほどにやせ細った状態で引き渡された。人質家族の1人の「3人はホロコースト(ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺)の生存者のようだ」との発言がイスラエルメディアでは繰り返し報道された。

■「人質解放」で狙うハマスの…

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