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市況

 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは20日午前、取引を証明することで得られる報酬が半分になる「半減期」を迎えた。

 新たに供給されるビットコインが減る一方、需要は引き続き高いため、価格が上がる可能性がある。ただ、元々価格が乱高下する資産なので、投資には注意が必要だ。

 2009年に誕生したビットコインは従来の通貨システムとは異なり、中央の機関を置かず、参加者同士がその取引に不正がないかチェックし、承認する。そうした行為は「マイニング(採掘)」と呼ばれ、その報酬としてビットコインが支払われる。ビットコインの総量は「マイニング」で増えてきた。

 ビットコインは12年以降、約4年に1度、報酬が半減する「半減期」を迎えるようにプログラムされている。20日午前、マイニング報酬は6・25から約3・125ビットコインになった。

 半減期で新たな供給のペースが半分に減るため、より高値を付ける可能性がある。過去3回の半減期では、価格は急上昇しており、投資家らにとって重要なイベントだ。X(旧ツイッター)のリアルタイム検索で上位になるなど、注目度は高くなっている。

 半減期を迎える前の状況でも…

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