米国務省が、台湾との関係を説明するウェブサイト上で、「台湾の独立を支持しない」との文言を削除したことがわかった。同省は台湾政策に変更はないという趣旨の説明をしているが、中国側は反発しそうだ。
米国務省のウェブサイト上で、米台関係の「ファクトシート」が更新されたのは今月13日付。ロイター通信などによると、以前はあった「台湾の独立を支持しない」の文言が削除された。ただ新たなページでは、「いずれの側からの一方的な現状変更にも反対する」とし、米国が長年、台湾を自国の一部とする中国の立場を「認知する」とした「一つの中国」政策を取っているとも言及している。
将来的な台湾の国際機関への参加をめぐっては、以前の「国家としての地位が必須ではない国際機関への台湾の加盟を支持する」との表現から、「該当する場合の加盟を含め、国際機関への台湾の意味ある参加を支持する」との表現に変わったという。
米国務省の報道担当者は取材…
