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7歳目線の道路点検を発案した佐賀県道路課道路安全推進室の三瀬志帆美さん=2025年2月10日午前10時37分、佐賀県庁、岡田将平撮影

 この時期、新年度に向け、全国各地の自治体が予算案を発表する。佐賀県の予算案には、ひらがな交じりのこんな事業が盛り込まれた。

 《7さいめせんのこうつうあんぜん推進事業》

 2019~23年、県内の歩行中の交通事故死傷者1412人を年齢別にみると、7歳が最も多い34人だった。小学校に入学し、一人歩きの機会が増える年ごろだ。

 交通事故総合分析センターの資料によると、23年の全国の歩行中の死傷者数では、80歳以下を年齢別に見ると、75歳の731人に次いで7歳の716人が多かった。事故に遭う人数が多いことから、「魔の7歳」と言われることがある。

通学路でしゃがんでみると

 佐賀県の新たな事業はそんな…

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