阪急阪神ホールディングス(HD)は21日、環境に配慮した事業に使われるグリーンボンド(環境債)を100億円発行すると発表した。3月1日開業予定のプロ野球・阪神タイガースの2軍本拠地「ゼロカーボンベースボールパーク」(兵庫県尼崎市)の設備資金に充てる。
2軍本拠地は現在の同県西宮市鳴尾浜から移転する。新しい本拠地は、阪神電気鉄道大物駅近くの小田南公園を再整備したもの。
約3600席がある地上3階建ての日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎や選手らの練習場、クラブハウスなどを整備した。地域の人の憩いの場として、広場や散歩の周遊コースもある。阪神甲子園球場で回収されたビールカップを再利用し、座席のクッション材などに使っている。
太陽光発電や蓄電池の設備な…