岩屋毅外相は訪問先の南アフリカ・ヨハネスブルクで21日、記者団に対し、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる米ロ間の停戦協議に関して「ウクライナにおける和平のあり方は、あくまでも公正で永続的なものでなければならない」と強調したうえで、「誤った教訓が導き出されることにならないようにしなければならない」と語った。
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現地で開催された主要20カ国・地域(G20)外相会合に出席後、語った。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては停戦に向けた米ロ間の協議が本格化しているが、ウクライナが置き去りにされるとの懸念が出ている。岩屋氏は「和平のあり方は世界の安全保障、インド太平洋の安全保障にも大きな影響を与えうる」と述べ、「(日本は)困難に直面するウクライナを支えるべく、これまで以上に人道、財政、復旧、復興の分野で着実に支援を行っていきたい」と語った。
岩屋氏はまた、ルビオ米国務…