上空に流れ込む強い寒気の影響で、23日も日本海側を中心に大雪になった。24日も冬型の気圧配置が続く見通しで、気象庁は大雪による交通障害や落雪被害などへの警戒を呼びかけている。
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気象庁によると、23日午後4時現在の24時間降雪量は、福島県只見町で35センチ、島根県浜田市で32センチ、福島県金山町で30センチだった。24日午後6時までに予想される24時間降雪量は、新潟県の山沿いで60センチ、近畿北部と山陰・山陽の山地で40センチ、石川県、福井県の平地で30センチなどとなっている。
24日は、普段は雪の少ない近畿中部や四国の平地でも大雪になるところがあり、交通機関に影響が出るおそれがある。北陸や山口県では、同じ地点で降雪が続けば、警報級の大雪となる可能性もあるとしている。
JR西、一部列車を運休へ
JR西日本は、強い冬型の気圧配置による大雪に備え、24日に一部列車を運休すると発表した(23日午後5時現在)。25日以降も運休や遅れが生じる可能性がある。
JR西近畿統括本部によると、山陰線の浜坂―米子間の運転を24日の始発から昼ごろまで取りやめる。北陸線の米原―敦賀間は始発から午前8時ごろまで数本を取りやめ、湖西線は近江今津―近江塩津間で始発から午前9時ごろまで7割、午後5時ごろから終日3割程度での運行とする。
特急列車は「スーパーはくと号」の上下線計8本と「はまかぜ号」(浜坂―鳥取間)の上下線計2本を運休する。
そのほかの列車も遅れや取りやめが生じる可能性がある。
最新の運転状況は、JR西のホームページ(http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html)で確認できる。