埼玉県産イチゴの魅力を広く伝えようと、イチゴやイチゴのスイーツを販売する「埼玉いちご祭」が23日、さいたま市のさいたま新都心公園で始まり、初日は約2万1千人(県発表)が来場した。24日も開かれる。
県産イチゴは近年、県開発品種の「あまりん」を中心に人気だ。2月5日にあったイチゴの品評会「全国いちご選手権」では、あまりんが3年連続の最高金賞を獲得した。会場では、イチゴ農家やスイーツ店などが出店。あまりんのほか「かおりん」「べにたま」といった県開発品種などが販売され、買い求める人が販売開始前から長蛇の列をつくっていた。
大野知事とのトークショーに登壇した、スイーツ好きのお笑いグループ「ぼる塾」の田辺智加さんは「埼玉のイチゴが有名だとは知らなかったんですが、とてもおいしくて幸せな気持ちになった」と話し、会場を盛り上げていた。
イベントの冒頭では、全国いちご選手権で銅賞以上に選ばれた生産者への表彰が行われた。大野元裕知事は「努力に心から敬意を表し、県が開発したあまりん、かおりん、べにたまを大切にして頂いたことに感謝申し上げます」と述べた。