24日も各地で降雪　近畿中部の平地も注意　青森は積雪5メートル

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　上空に流れ込む強い寒気の影響で24日も冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪が降っている。普段は雪の少ない近畿中部の平地でも雪が降る可能性があり、気象庁は交通への影響や落雪、雪崩などに警戒を呼びかけている。

　気象庁によると、24日午後4時までの6時間に降った雪の量は新潟県糸魚川市で最大24センチ、滋賀県長浜市で最大20センチ、京都府南丹市で最大18センチ、岡山県新見市で最大17センチ――などとなっている。

　昨年の能登半島地震で被災した石川県輪島市では仮設住宅や倒壊した建物に雪が積もったほか、京都・下鴨神社も雪に覆われた。

　寒波の長期化に伴い、積雪も増えた。午後4時現在、青森市酸ケ湯（すかゆ）で4.97メートルなど平年を大きく上回っている。

　近畿地方などで24日夜遅くにかけて大雪が続く見込みだが、25日は全国的に晴れる見通し。

JR西、一部列車を運休

　雪によって、西日本各地で交通に影響が出た。

　JR西日本近畿統括本部によると、山陰線の浜坂―米子間は24日の始発から運転を取りやめた。午後3時ごろから再開したという。北陸線の米原―敦賀間は始発から午前8時ごろまで数本を取りやめ、湖西線は近江今津―近江塩津間で始発から午前9時ごろまで7割、午後5時ごろから終日3割程度での運行とした。

　特急列車は「スーパーはくと号」の上下線計8本と「はまかぜ号」（浜坂―鳥取間）の上下線計2本が運休した。

　25日は始発から通常通り運転する予定だが、降雪の状況によっては、列車の遅れや取りやめが生じる可能性がある。

　最新の運転状況は、JR西のホームページ（http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html）で確認できる。